マヌカ・ハニー
Manuka Honey
発行日 2008.3.8 改訂
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アクティヴ マヌカ・ハニー 左:250g \2,310. 右:500g \3,360.
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マヌカ・ハニー(Manuka Honey)
マヌカ・ハニーは、採取してきたマヌカの花の蜜から、ミツバチたちがつくりあげたハチミツです。マヌカはニュージーランドだけに生育する潅木。従って、マヌカ・ハニーは、ニュージーランドだけで産出できる特別なハチミツ。その特徴も、一般の蜂蜜とは違って、単に美味しいだけでなく、皆さんの健康づくりに寄与できる興味深い特徴がたくさんあります。一度、ぜひ読んでみて下さい。
このページでは内容を「入門編」と「もう少し専門的・科学的・化学的編」の二つに分けてみました。「もう少し専門...」も堅苦しい内容ではなく、内容は重複しているところもありますが、知っておくとひじょうに役に立つことばかりです。ぜひ、チャレンジして読んでみて下さい。
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高原に咲くマヌカの花 |
「入門編」目次
(1)ハチミツはどうやって作られるのでしょう?
(2)マヌカ・ハニー
■コンビタのマヌカ・ハニー
(3)マヌカ・ハニーの特徴(「ハチミツと抗菌作用、UMF値」の項も参照)
(4)マヌカ・ハニーは胃腸の具合が悪い時に使えますか?
■こんなときにマヌカ・ハニーをお勧めします。
☆急に胃腸の調子が悪くなった
☆胃腸病への使用法
☆胃腸やからだのひ弱な体質の改善
☆歯が痛む、口臭がある
☆火傷、傷への対応
☆火傷、傷への使用法
★傷口がしみる
■幼児とハチミツ
■マヌカとマヌカ・オイル
■ハチミツと抗菌作用、UMF値・アクティブ10+ マヌカ・ハニー
■エリクサー
[ 入 門 編 ]
(1) ハチミツはどうやって作られるのでしょう?
- ミツバチは、先ず、自分達が必要とする成分を含んだ花蜜をもつ樹木を探します。選んだ花木に咲く花の蜜(ネクターと云い、水分が70〜80%)を吸い込んで、巣に持ち帰ります。そして、収穫したネクターを別のミツバチに口移しで渡します。5〜6匹のミツバチの体内を渡っていくうちに、ミツバチのもつ酵素のはたらきで、ハチミツが完成していきます。出来上がったハチミツは自分達の巣の中に貯えます。この間に、ネクターにはミツバチのもつ酵素の作用で、砂糖がブドウ糖と果糖に分解され、はじめ含まれていた多量の水分は濃縮されて美味しいハチミツになります。ミツバチは、巣のなかの換気をよくして、さらに濃縮して美味しいハチミツを作っています。
このようにしてミツバチたちが伝統的な方法で作るハチミツは、もはや花の蜜ではなく、もちろん砂糖でもありません。人間の体内で、消化分解しにくいショ糖(砂糖)とは違って、ハチミツの甘さは、ブドウ糖と果糖によるもので、消化しやすく、摂取による身体への負担が軽く、即、エネルギー源になります。
[ハチミツの主成分] | = | [ブドウ糖(グルコース)] | + | [果糖(フラクトース)] |
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(2) マヌカ・ハニー
- ニュージーランドだけに生える「マヌカ」の花の蜜から、みつばちがつくるハチミツ。
ハチミツの成分は、ブドウ糖(グルコースGlucose)、果糖(フラクトースFructose)、ビタミン類、ミネラル類、酵素、抗酸化性物質、オリゴ糖などを含み、ショ糖(いわゆる砂糖Sucrose)は殆ど含まれません。 マヌカ・ハニーは、単に美味しいだけでなく、一番の特徴は、胃腸の大敵「ピロリ菌」をはじめ、たくさんのばい菌、バクテリア類を殺菌する能力をもっており、他の蜂蜜に比類のないことであることなのです。このないようの詳しいことは、以下の項目に記載してありますので、ぜひ、読んで下さい。そして、皆さんの健康づくりに役立てて頂きたいとおもいます。
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■ コンビタのマヌカ・ハニー
- では、コンビタ・ニュージーランド社のマヌカ・ハニーは、どんなプロセスで商品化されているのでしょうか?
ニュージーランドの養蜂業者たちは、マヌカの開花期に、ニュージーランド北島の高原地帯に群生するマヌカ林にミツバチの巣箱を置いて、蜜を集めます。巣箱から蜜の貯まった巣を取り出し、蜜を絞ってドラム缶に詰めます。
ドラム缶に詰める前に、一定量毎に検査サンプルを採取して、後述するUMF値の測定を行い、基準値以上のものだけを、工場に出荷します(万一、検査基準に満たない、UMF値が4以下のものがあった場合、そのハニーは別な業者に一般蜂蜜として回され、「マヌカ・ハニー」の名称をつけることは許されていません)。
工場に集められたマヌカ・ハニーは、次の図のような「精製行程」と「瓶詰め行程」を経て商品になります。お気付きのように、ドラム缶からハニーを取り出し、瓶に詰められるまでの行程は、製品に一切、人手を触れることはありません。
また、この工場内で働く人たちは、入室前に手を消毒し、半導体の工場のように無塵衣を着て無塵帽子をかぶり、工場内に雑菌を持ち込まないようにしています。
このような自動化ラインを備えているマヌカ・ハニーの工場は、ニュージーランドのなかでも、コンビタ・ニュージーランド社だけ。世界でもここまで整備されているところは、極めて少ないのではないでしょうか。
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(3)マヌカ・ハニーの特徴「UMF」
- マヌカ・ハニーは、殺菌抗菌作用が大きく、抗酸化性、免疫性を高め、新陳代謝を活性化するなど、独特の特徴があります。マヌカ・ハニーは、通常の蜂蜜とは違って、前述の成分を含む他に、ピロリ菌をはじめとする殆どのばい菌を除菌することができます。特にピロリ菌を殺せる唯一のハチミツ。ピロリ菌は現代の医薬でも、なかなか除菌できないのですが、マヌカ・ハニーのピロリ菌へのこの作用がいま、世界で注目を浴びています(この作用は、まだ、日本では殆ど知られていません)。
マヌカ・ハニーは、マヌカの木の生えている地域によって、そのマヌカ・ハニーのピロリ菌の殺菌力が異なることがわかり、ピロリ菌除菌能力を測定する方法が、ニュージーランド・ワイカト大学のP・モーラン博士等により確立されました。そして、UMF値という尺度がつけられ、この数値によって、除菌能の程度が示されます。
ミツバチたちがつくり、採取された総べてのマヌカ・ハニーは、必ず、ニュージーランドの認可機関でUMF値の測定検査を受けます。UMF値が10以下のものは「マヌカ・ハニー」、10以上のものには、「UMF10+ マヌカ・ハニー」というマークをつけることが許可され、強力な除菌能をもつことが保証されています。
UMF10以下の通常のマヌカ・ハニーでも、UMF値が4以上あり、立派にピロリ菌の除菌能力を持っています。この能力を応用して、胃潰瘍や、胃腸障害、傷、火傷、化膿(糖尿病による化膿や壊疽)、さらには、口腔内の殺菌消毒にもたくさんの臨床例(歯痛、虫歯、歯周病など)が発表されています。学会発表は海外で多くなされていますが、最近は日本でも、マヌカ・ハニーの話題があちこちで取り上げられ、その特徴も知られ始めました。
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(4) マヌカ・ハニーは胃腸の具合が悪い時に使えますか?
- マヌカ・ハニーは、特に胃腸に具合の悪い時に有効です。マヌカ・ハニーのUMF値が5以上なら、胃潰瘍や胃ガンの原因ともされているピロリ菌(ヘリコバクタ・ピロリ:現代医薬では殺菌しにくく、存在が多種類の胃腸から発する病気に関係していると問題になっている)を殺菌することが明らかになっています。マヌカ・ハニーは、胃炎や下痢をひきおこす一連のバクテリアも殺すことのできる優れた作用を持っています。
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■こんなときにマヌカ・ハニーをお勧めします。
☆急に胃腸の調子が悪くなった。
- すぐに、マヌカ・ハニーを小さじ2杯位を食べて下さい。30分くらいで具合が良くなることでしょう。二日酔いの予防にはお酒を飲む2時間〜1時間前に同量のマヌカ・ハニーを食べておくと、快調にお酒を美味しく飲むことができます。二日酔いになった場合も、マヌカ・ハニーを同じように食べて下さい。きっと早く回復するはずです。
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☆胃腸病への使用法
- 胃潰瘍や消化不良には、UMF10+マヌカ・ハニーを大さじ一杯、空腹時に一日4回飲んで下さい。
胃痛、胃炎の場合、茶さじ一杯を、少量の食塩と一緒に水に溶かして1時間に一回、症状が止まるまで続けて下さい。
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☆胃腸やからだのひ弱な体質の改善
- 胃腸障害が明らかでないけど、たくさん食べられない、疲れやすい、体力に自信がないなどを感じている方。マヌカ・ハニーを小さじ一杯、毎朝、空腹時に摂取しつづけることを試みて下さい。
継続して摂取することによって、状態が改善していきます。
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☆歯が痛む、口臭がある
- 痛む箇所に10+マヌカ・ハニーを塗ります。歯周病や、口臭の予防にマヌカ・ハニーで歯をみがくことをおすすめします。
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☆火傷、傷への対応
- マヌカ・ハニーは、火傷や傷に適切な湿気と殺菌作用を与え、皮膚組織の再生を促進します。
ハニーが、傷口に当てたガーゼと傷との間の柔らかいクッションとなり、ガーゼの交換時に傷を作ってしまうことなしに、ガーゼ交換が出来、あたらしい皮膚組織の再生を早めます。マヌカ・ハニーは、傷口などに集まりやすい7種類ものバイ菌やバクテリア類を殺菌することが臨床的に確かめられています。マヌカ・ハニーは、足の潰瘍ゃ床擦れなどの、医薬では非常に直りにくい傷にも極めて効果的です。
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☆火傷、傷への使用法
- 傷にマヌカ・ハニーを直接塗ると、ハニーはベタベタし、傷口から水分が出てハニーが流れやすくなるので、ガーゼなどにハニーを塗って傷口全面を被うようにします。はじめは一日3回、ハニーとガーゼを交換して下さい。次の日からは一日1回、傷口がジュクジュクしなくなるまで続けます。
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★傷口がしみる
- 傷口にマヌカ・ハニーをつけると、稀に、しみることがありますが、殆どの場合、数分で治まります。
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■幼児とハチミツ
- 一般に、ハチミツを一歳以下の幼児に与えてはならないとよく云われています。ハチミツに、ボツリヌス菌があり、幼児ホツリヌス中毒の原因になることがあるとの危惧からです。
一歳をこえると、幼児の胃は酸性になるので、与えても無害です。というのは、この菌は、胃の酸性状態では生きることができないためです。この菌は、土のなかや、一部の食品に存在していますが、実際に幼児ボツリヌス中毒に罹る例は極めて稀です。ニュージーランドでの幼児ホツリヌス中毒の発症例は皆無で、ニュージーランド産ハチミツ中にボツリヌス菌が発見されたこともありません。従って、安全性は高いと考えて良いのですが、万一の場合を考えると、一歳以下の幼児には、ハチミツを与えないようにしましょう。
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マヌカ・オイル \2,100.(税込) 25 ml
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■マヌカとマヌカ・オイル
- マヌカは、ニュージーランドだけに原生する、レプトスペリマム・スコパリウム(Leptosperimum Scoparium)科に属する潅木。ニュージーランドの夏期(日本の12月-2月)に開花する。類似の潅木の種類は多いが、脚注2の特徴はマヌカにのみ見い出される。この木の葉や、樹液は原住のマオリ族やイギリスの探検家クック氏などにより、古くからその殺菌力を利用したり、胃腸病の薬として珍重されてきました。
現在でも、樹液オイルは、「マヌカ・オイル」コンビタ・ニュージーランド社から発売、日本でも花粉症の特効が注目されている。マヌカ・オイルは、隣のオーストラリア産「ティートリー・オイル」より33倍以上の殺菌力の強さをもっています。
マヌカ・オイルの特徴、使い方などは「マヌカ・オイル」のページをお読み下さい。花粉症、虫刺されのかゆみ、その他たくさんの興味深い使い方をご紹介しています。
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Active UMF10+ マヌカ・ハニー \5,670.(税込) 500 g
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■ハチミツと抗菌作用、UMF値・アクティヴ10+ マヌカ・ハニー
- 総べてのハチミツは、水分との作用で、過酸化水素(「オキシフル」などの名で知られていた消毒液の成分)を発生し、殺菌消毒、抗菌作用を示めす。しかし、食べたり、塗ったりして人の体内や、傷口などに触れると、血液中にあるカタラーゼというタンパク質がこの過酸化水素を分解し、せっかくの消毒能を消してしまう。しかし、マヌカ・ハニーだけは、食べても、傷につけても、消毒殺菌抗菌作用が確実に認められ、非常に有用なものであることが見い出された(P.Molan, K. Russell; Non-peroxide antibacterial activity in some New Zealand Honeys. J.Apic.Res. 27 62-67, 1988)。
このことはマヌカ・ハニーが、過酸化水素とは違った抗菌活性物質を含んでいることを示している。
マヌカ・ハニーの持つこの抗菌活性の大きさを定量化することに成功したのはP・モーラン博士とその協力者たち。この特性をもつ物質は、分子の大きさがマヌカ・ハニーに多量に存在するブドウ糖などの糖類と同じくらいの大きさであるため、最先端の分析技術でもこの分子を単独に取り出すことが出来ず、まだ、物質の分子構造を決定することができていない(つまり、物質がわかっていない)。しかし、前述のように、この物質の示す抗菌活性の大きさを測定する方法が、前記のモーラン博士等によって確立された。その特性の大きさは、同じ抗菌性を示すフェノール(石炭酸)溶液の濃度で表され、その数値をUMF(Unique Manuka Factor)値と命名された。
ニュージーランドでは、養蜂業者が採取するすべてのマヌカ・ハニーはUMF検査を行うことが義務付けられ、そのUMF値によって分類して製品化することが定められています。
アクティヴ10+マヌカ・ハニーは、UMF値が10以上(約18位まで)と大変抗菌殺菌効果の高いマヌカ・ハニーです。味も通常のマヌカ・ハニーよりも一層濃密で美味しいものです。
現地のニュージーランドや、オーストラリアでは胃潰瘍のくすりとして活用されており、ピロリ菌の除菌作用は非常に定評があります。免疫力を上げる作用もとても高いので、胃腸の虚弱な方や体質的に虚弱の方などには、毎日小さじ1〜2杯の摂取をお勧めします。
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■エリクサー
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エリクサー \4,200.(税込) 200 ml
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- エリクサはニュージーランドでよく知られている風邪などに使われるシロップです。のどの痛み、咳きや流感などの症状をによく用いられています。頭痛や熱がある場合にもお勧めします。また、声楽家や、からおけ、演説など、のどの使い過ぎによる痛みなどにも、ぜひ、お使い下さい。また、妊娠中の方の風邪対策に好適です。
味は、マヌカ・ハニーに加えて、スーッとするハーブ類の香りと味で、なかなかに美味しいあじです。子供さんにも飲みやすいものです。
風邪の症状には、大さじ1杯を一日3〜4回、そのままお飲み下さい。のどの使い過ぎ、声を出す前などの場合には、大さじ1〜2杯を、のどに出来るだけ長くとどめるようにしてお飲み下さい。
エリクサは、コンビタの創立者クロード・ストラトフォードの処方をベースに、ニュージーランドのプロポリス、エキセネセア、ティートリー・オイル(マヌカ・オイルのこと)、古くから使われているハーブ類をマヌカ・ハニーに加えて作った、自然の産物だけを使ったシロップです。
アルコールや合成化学品、人工香料、人工着色料、人工甘味料などは一切含まれません。
エリクサは、「のどを温める」シロップといわれており、1歳以上の子供から大人まで年令を問わず安心して使うことが出来ます。
眠気を催すこともなく、ほかの薬との併用しても、そのくすりの作用を妨げることもありません。
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